ラジオ英会話 Lesson 202 if 節を使った仮定法: 現在の状況について仮定法を使う①

ラジオ英会話2018

Lesson 202 if 節を使った仮定法: 現在の状況について仮定法を使う①

レッスンのポイント

今回は「if 節を使った仮定法」。現在の状況について事実と異なる・可能性が低い内容を仮定し、「もし~だったら」と始める形です。

Today’s dialog

テニス選手のエミコが、コーチと話をしています。

Emiko: My dream is to be a great tennis player like Naomi Osaka someday.

Corch: Well, you have a lot of talent, Emiko, but talent is not enough. If you practiced more, you would be a better player.

Emiko: I know that, but it’s hard to find the time to practice.

Corch: Nobody can become good without practicing, not even Naomi Osaka. Did you hear her interview yesterday?

Emiko: No. What did she say?

Corch: She said that while she is in training, she doesn’t eat her favorite dessert, green tea ice cream.

Emiko: Well, she has stronger willpower than me!

英訳練習

本日のテキストを英訳してみましょう。文章をクリックすると英文例が表示されます。

WORDS & PHRASES

talent   才能
willpower   意思力、自制心

For Deeper Understanding ~より深い理解へ~

it … to ~の形。It’s hard と始め、何が難しいのかを to find 以下で説明。to practice は直前の the time を説明。「練習する時間」ということ。

while には2つの歯車をイメージしてください。「練習歯車」が回っている、と同時に「デザートを食べない歯車」も回っています。2つの出来事が同時に起こっていることを表す接続詞、それが while(~する間に)なのです。

REAL GRAMMAR FOR COMMUNICATION~会話に役立つ文法~

if 節を用いた仮定法の文。現在の状況について「(実際にはそうではないが)もし~だったら」と反事実の含みを持っています。この形を作るには仮定法の基本「時表現のバックシフト(後ろにずらす)」に注意する必要があります。

反事実のニュアンスを伴わない通常の if を使った文「もしもっと練習したら今より優れた選手になりますよ」と比べましょう。

If you practice more, you will be a better player.【通常の文】
If you practiced more, you would be a better player.【仮定法】

if 節の practice と結びの節(帰結節)の助動詞 will が、どちらもバックシフトされ、practiced、 would となっています。「if 節内を過去に、結びの節では助動詞を過去形に」で作ることのできる形ですが、「そうした規則になっているから」ではありません。とても自然な形です。if 節内がバックシフトされるのは「実際にはそうではないが」という反事実のニュアンスを込めているから。結びの節で使われるのは「控えめな過去の助動詞」。「もし~なら」と現実感のないことを仮定しながら、will など現在形の助動詞を使って「~でしょうね」とは断言できません。「~ということになるんじゃないかなぁ」と、控えめに結ぶ方がはるかに自然。

GRAMMAR IN ACTION  ~文法の実践~

「ありえない - ホンワカ」。if 節と would を用いて仮定法のリズムを練習していきましょう。

feel healthy は「体調がいい(と感じる)」。実際には運動していないのです。if 節内はバックシフト。「~だろうなぁ」とホンワカ結びましょう。

grumpy は「むっつり・不機嫌な」。「事実に反してそうした人じゃなかったら」ですからバックシフトで were。far more は「はるかにたくさん」。比較級は、far や much など「どれくらい、より~なのか」で強調するのでしたね。

エントリーの可能性が低いことを仮定法によって表現しています。「help + 目的語 +(to)~」は「・・・が~するのを助ける」。

CHECK THE POINT  ~練習問題~ 

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