ラジオ英会話 Lesson 153 文の中の小さな文:節① that 節(主語位置)

ラジオ英会話2018

Lesson 153 文の中の小さな文:節① that 節(主語位置)

レッスンのポイント

「節」とは主語・動詞を備えた、文の中で使われる小さな文のこと。複雑な意味内容を伝えるために不可欠な要素です。節には that 節、 if / whether 節、 wh 節の3種類があります。まずは that 節から始めましょう。

Today’s dialog

ジョーンズ警視と、ピカソの絵を盗まれたギャラリーのオーナー、マーローさんが話をしています。

Inspector: I have some good news for you, Ms. Marlow. We are in the process of questioning a young man, who is the main suspect in your gallery theft.

Ms. Marlow: Who is he?

Inspector: I can’t tell you the name, but he seems to be an art student .

Ms. Marlow: So, have you found the missing Picasso painting?

Inspector: No, we haven’t located it yet. Actually, the suspect hasn’t given us much information yet, but that he is hiding something is plain to see.

Ms. Marlow: Well, I hope you find out where the Picasso is. It’s our gallery’s most valuable painting.

英訳練習

本日のテキストを英訳してみましょう。文章をクリックすると英文例が表示されます。

WORDS & PHRASES

in the process of  ~の途中で
suspect  容疑者
theft  窃盗(事件)
missing  行方不明の、見当たらない
locate  (所在を)見つける

For Deeper Understanding ~より深い理解へ~

関係代名詞 who が使われていますが、その前に発音の休止が置かれています。書き言葉では、「, who」となりますが、この形は「エクストラな情報の付け足し」です。この文では「若い男を尋問している最中です」と主要内容はこの時点で完結していますが、そこに「(ところで・ちなみに)その男とは・・・」と a young man についての付加的な情報を追加しています。

find out(見つけ出す)の対象が wh 節(どこにピカソがあるのか=ピカソのある場所)。 wh 節については来週に詳しく学習します。

REAL GRAMMAR FOR COMMUNICATION~会話に役立つ文法~

plain の内容を to see で説明して「すぐに分かる・明らかに見てとれる」となります。
この文では「that+節」が使われています。節―that he is hiding something(彼が何かを隠している)―の位置は is plain の前、すなわち主語の位置です。
「主語の位置にあれば主語の働き」となり、文全体は「彼が何かを隠していることは(明らかに見てとれる)」となっているのです。

GRAMMAR IN ACTION  ~文法の実践~

that 節を主語として使ってみよう。

主語に that 節が使われています。「嘘をつく」は lie。-ing 形は lying。同様の変化をする重要な動詞に die → dying もあります。obvious は「明白な」。「誰でもすぐに分かりますよ、分かりますとも、ええ」という形容詞。

キーセンテンスと似たフレーズ easy to see(簡単に分かる)も覚えましょう。

やはり that 節の主語。came as a surprise to …はよく使われるフレーズ。「~のところに驚きとしてやってくる」から「~にとって驚きとなった」。もちろん come as は surprise に限らず、come as a great shock(大きな衝撃となる)など自由に使えます。

CHECK THE POINT  ~練習問題~ 

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