ラジオ英会話 Lesson 149 受動態⑥ 句動詞の受動態

ラジオ英会話2018

Lesson 149 受動態⑥ 句動詞の受動態

レッスンのポイント

今回は句動詞を使った受動態。コツは単純。「1つの動詞として扱え」です。

Today’s dialog

DVDを見ている父親に、カナが何を見ているのかと尋ねます。

Kana: Hi, Dad, what are you watching?

Dad: This is a DVD of one of the most famous rock concerts in history.

Kana: The film image looks really old. When was the concert?

Dad: In 1969. It was called Woodstock, and it was held for three days in the state of New York. When it ended, people said,”This concert will be talked about for years.” And they were right.

Kana: That’s like half a century ago, Dad.

Dad: Yes, but the music is still considered cool. Many legends of rock and roll performed at Woodstock. You’ve heard of Jimi Hendrix, haven’t you?

Kana: Jimmy who?

英訳練習

本日のテキストを英訳してみましょう。文章をクリックすると英文例が表示されます。

WORDS & PHRASES

cool  かっこいい、クールな
legend  伝説的な人物
Jimi Hendrix  ジミ・ヘンドリックス(1942-1970、アメリカのロックギタリスト)

For Deeper Understanding ~より深い理解へ~

of を日本語の「~の」と考えてはいけません。「~の」と考えた瞬間日本語の語順で、文を右から左へさかのぼり始めるからです。この文なら「最も有名なロックコンサートのうち、ひとつの、DVD」と考えてしまいます。of は「前の表現を名詞で説明する」と考えましょう。英語語順は「これはDVDです」と言い切り、「ひとつのね」。何の「ひとつ」なのかを the most famous concerts で説明。しっかり英語の意識で文をたどりましょう。

REAL GRAMMAR FOR COMMUNICATION~会話に役立つ文法~

動詞を中心に複数の語が集まり1つの動詞として機能するフレーズは「句動詞(phrasal verb)」と呼ばれます。このキーセンテンスの talk about(~について話す)や、皆さんよくご存じの look for(探す)、find out(見つける)、put off(延期する)などがそれ。句動詞は受動態で使われる際、あたかも1つの動詞であるかのようにまとめて取り扱います。この文では talked about とまとまって、主語を説明しています。

コツはまとめて取り扱う、それだけです。

put off は「延期する」。まとめて扱い put off(過去分詞)で the project を説明。

looked after は「世話をしてもらった」。

rip off は「ぼる(法外な値段を請求する)」。くだけた表現ですがよく使われます。

句動詞は会話ではよく使われます。postpone(延期する)といったビッグワードよりも基本動詞を使った put off の方が好まれるからです。句動詞を使って受動態を作るテクニック、マスターしましょう。

GRAMMAR IN ACTION  ~文法の実践~

break into …は「~に侵入する」。

listen to … は「~を聞く」。thousands of people 「何千人」hundreds of people 「何百人」

let down は「がっかりさせる・期待を裏切る」。ever は at any time (いつのことでもいいのだけれど)。

CHECK THE POINT  ~練習問題~ 

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