ラジオ英会話 Lesson 171 wh 疑問文③ 主語を尋ねる

ラジオ英会話2018

Lesson 171 wh 疑問文③ 主語を尋ねる

レッスンのポイント

今週も wh 疑問文ですが、こうしつこく wh 疑問文をやるのは、会話がキャッチボールだから。相手にボールを投げ返してもらう、その運動の中では疑問文は生命線。ここで詰まってしまうわけにはいかないからです。

Today’s dialog

アニメを見ているヒロにアンジェラが話しかけます。

Angela: Hi, Hiro. What are you watching?

Hiro: Little Charo.

Angela: Charo? Isn’t that for kids?

Hiro: Not at all. It’s a serious story with important themes about life.

Angela: Oh, I didn’t know that. By the way, I heard that you sleep with a teddy bear.

Hiro: Who told you that?

Angela: Hillary.

Hiro: Oh, Hillary. I knew it. She can never keep a secret.

Angela: So, it’s true. Aren’t you a little too old to be sleeping with a teddy bear?

Hiro: I’ve been having some trouble sleeping recently, and the bear helps me fall asleep.

Angela: Oh, I see.

英訳練習

本日のテキストを英訳してみましょう。文章をクリックすると英文例が表示されます。

WORDS & PHRASES

Little Charo   『リトル・チャロ』(子犬のチャロが主人公の、全編英語で制作されたテレビアニメ・ラジオドラマ)
Not at all.   全然。全然そうではありません。
serious   真面目な
teddy bear   テディーベア、クマのぬいぐるみ
I knew it.   (予想が当たって)やっぱりそうか。
fall asleep   眠りにつく

For Deeper Understanding ~より深い理解へ~

現在完了進行形。「(今に至るまで)ずっと~している」でしたね。have trouble …ing (~するのが困難だ)はまとめて覚えておきましょう。

REAL GRAMMAR FOR COMMUNICATION~会話に役立つ文法~

この wh 疑問文は、疑問形を伴っていません。それは「主語」を尋ねているからです。「誰が教えたの」となっていますね。wh 語を主語と見なして、(助)動詞以降を続けて文を作るだけです。

次の文も同じです。

wh 語は単数として取り扱いましょう。現在形を用いる場合、makes と三単現の s がついていることを確かめてください。主語を尋ねる形は非常にポピュラー。十分に慣れる必要があります。次の文をしっかり音読して、自分のものにしましょう。

What really gets on your nerves?
何が君を本当にイライラさせる?

Who could give Maggie a ride to the station?
誰がマギーを車で駅に連れていってあげられる?

What has happened to Joe? He’s in an awful mood.
何がジョーに起こったんだ?ひどく機嫌が悪そうだよ。

なぜ、主語を尋ねるときには疑問形を伴わないのでしょう。それは疑問形とは「主語 – 助動詞倒置」だからです。キーセンテンス「 Who told you that.」は主語を尋ねているのですからそこが空所。 who はその空所が「人」であることを指定。この文にはそもそも主語がありません。「主語 – 助動詞倒置」をしようと思っても、ひっくり返す主語がない、つまり倒置の形をとれないのです。

GRAMMAR IN ACTION  ~文法の実践~

主語を尋ねるなら wh 語を主語位置に置いて文を作る – 理屈ではなく、反射的に使いこなせるようになるまで体にたたき込むことが大切。

pay for は「~の支払いをする」。方向の for です。

「何が原因になった」と what が主語として使われています。cause(原因となる)の後ろは to 不定詞を使った目的語説明型(him が to 以下の行為に進む cause となる)。

would は「控えめな過去の助動詞」。will be capable of の確信に満ちた「できる」の勢いを減じて「できるだろう」になっています。

CHECK THE POINT  ~練習問題~ 

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