ラジオ英会話 Lesson 147 受動態④ 授与型の受動態

ラジオ英会話2018

Lesson 147 受動態④ 授与型の受動態

レッスンのポイント

今回から複雑な受動態を作る練習です。まずは授与型の受動態。先日学んだ「受動態は多くの場合、能動態の目的語を主語として抜き出した形」を使ってマスターしましょう。

Today’s dialog

少々興奮している様子のテツにステラがその理由を尋ねます。

Stella: You look so excited. How come?

Tetsu: Look at this plaque. Our science club was given an award.

Stella: Wow, that’s fantastic! Congratulations!

Tetsu: Thank you.

Stella: What was the award for?

Tetsu: For this year’s best science report.

Stella: I know you’ve worked hard on your experiment every day. You deserve it.

Tetsu: Well, it wasn’t just me. All the members of the club worked hard on it.

Stella: You should hang it in your clubroom.

Tetsu: Yes, we’ll definitely do that.

英訳練習

本日のテキストを英訳してみましょう。文章をクリックすると英文例が表示されます。

WORDS & PHRASES

plaque  飾り額、記念の盾
award  賞 、日本語では、アワード
fantastic  とても素晴らしい
experiment  経験
deserve  ~に値する

For Deeper Understanding ~より深い理解へ~

Why? と同じように使いますが、How と Come のコンビネーションだけに「どのようにそうした事態になったのか」、プロセスに重点が置かれています。

必ず -s がつき複数形になることを確認しておきましょう。(X)Congratulation.では意味を成しません。

deserve を知らなければすぐに覚えましょう。「(称賛・報酬・罪などに)値する・~して当然だ」という意味。よく使われる重要な動詞。

REAL GRAMMAR FOR COMMUNICATION~会話に役立つ文法~

この文は授与型(~に…をあげる・くれる)の受動態です。「受動態は、能動態の目的語を主語として抜き出した形」を使っていきましょう。この文は能動態 gave our science club an award(〈僕たちの〉科学クラブに賞を与えた)の語順が分かっていればすぐに作ることができます。ここから「~に」に当たる Our science club を主語として抜き出して、be+過去分詞(与えられる)で説明すれば「科学クラブが賞を与えられた」の出来上がりです。

今度は「賞は科学クラブに与えられた」 – 授与型の「・・・を」の部分を主語とする受動態を作ってみましょう。
先ほどのように ave our science club an award から「・・・を」に当たる an award を主語として抜き出し、be + 過去分詞で説明していけば次のような文ができあがります。
(?)An award was given our science club.
ただ、この形はめったに使われません。というのは、「何かが与えられる」という文では「誰に与えられるのか」、つまり受け手が強く意識されるからです。受け手をハイライトするために前置詞を加えましょう。

GRAMMAR IN ACTION  ~文法の実践~

Kevin を主語として抜き出し、was offered で説明すれば受動態が出来上がります。

the job を主語として抜き出し、was offered to Kevin.

文は長く複雑に見えますが、基本は「本が送られました」という文。受け手の前に to をつけしっかりと強調した形であることに注意。

CHECK THE POINT  ~練習問題~ 

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