ラジオ英会話 Lesson 132 動詞 -ing 形② 目的語位置に置かれた動詞 -ing 形

ラジオ英会話2018
                                    

ラジオ英会話 Lesson 132 動詞 -ing 形② 目的語位置に置かれた動詞 -ing 形

レッスンのポイント

今回は動詞 -ing 形を目的語位置に置きましょう。「目的語の位置に置けば目的語」 たいへんシンプルな英語の意識に慣れていきます。

ニーナがヒロに、なぜ日本のビジネスの人たちはそんなにゴルフをするのか尋ねています。

 

Nina: Hiro, can I ask you a silly question?

Hiro: Sure, Nina. I always ask you silly questions. Go ahead.

Nina: Why do Japanese busunesspeople play so much golf?

Hiro: Well, it’s because we try to develop business relationships over golf on weekends. But I don’t really like playing golf for business. I like playing golf with my son.

Nina: Oh, is he a good player?

Hiro: Yes, he wants to be a professional golfer in the future.

Nina: That’s amazing. The training must be really tough.

Hiro: It is, but he enjoys it.

ニーナ:ヒロ、あなたにちょっとくだらない質問をしてもいい?

ヒロ:もちろんさ、ニーナ。 僕はいつも君にくだらない質問をしてばかりいるからね。何だい?

ニーナ:どうして日本のビジネスの人たちはあんなにゴルフをするの?

ヒロ:そうだねぇ、僕たちは、週末にゴルフをしながら仕事上の関係を深めようとするからだよ。でも、僕は仕事のためにゴルフをするのはあまり好きじゃないな。息子とゴルフをするのは好きだけれどね。

ニーナ:まあ、息子さんはゴルフが上手なの?

ヒロ:ああ、あいつは将来プロゴルファーになりたいと思っているんだ。

ニーナ:それはすごいわ。 トレーニングはとても厳しいにちがいないわね。

ヒロ:そうなんだけど、あいつはそれを楽しんでいるよ。

 

WORDS & PHRASES

silly  ばかげた
go ahead  相手を促す表現。ここでは「どうぞ言ってください」。

 

REAL GRAMMAR FOR COMMUNICATION~会話に役立つ文法~

KEY SENTENCE
I like playing golf with my son.
息子とゴルフをするのが好きなんだよ。

動詞 -ing 形を目的語の位置に置きましょう。この文では、動詞 -ing 形 playing golf with my son(息子とゴルフをする)が like の後ろ、目的語の位置に置かれ「息子とゴルフをするの(こと)が好き」となっています。I like dogs.(犬が好き)と同じ意識で気軽に動詞 -ing 形を並べていけばいいだけです。話し手は息子とゴルフをやっている様子を具体的に生き生きと想像しながら話しているのです。

to 不定詞を使った次の文とは異なります。

I like to play golf with my son.
息子とゴルフをするのが好きなんだよ。

こちらはただ漠然と「そうしたことが好き」と述べているにすぎません。動詞 -ing 形と to 不定詞は日本語に訳せば同じになってしまいます。でも「話す」ことを目標とするなら「同じ」と考えるわけにはいきません。会話の時は常に「どちらを使うのか」、選択を要求されます。動詞 -ing 形の持つ「リアリティー」をしっかり意識しましょう。

さて、「目的語」は動詞の後ろだけではありません。

Thank you for helping us.
私たちを手伝ってくれてありがとう。

We are in charge of organizing the school festival.
私たちは文化祭の運営を担当しています。

前置詞の後ろの目的語の位置には動詞 -ing 形しか選ぶことはできません。to 不定詞は不可。to 不定詞の to は前置詞の to と同じように意識されています。前置詞を重ねることができないのと同じ理由で、to 不定詞を選ぶことはできないのです。

メモ
in charge of … ~を担当する、~の担当
例文 
I’ll be in charge of organizing my friend’s wedding ceremony.
友達の結婚式で幹事をやります。

GRAMMAR IN ACTION  ~文法の実践~

本日習ったことを意識しながら練習します。必ず声を出して練習しましょう。

①あら嫌だ!雨が降り始めた!
Oh, no! It’s started raining!

目的語位置に動詞 -ing 形。It’s (=It has)started と現在完了形が使われていて、今、降り始めた、を表しています。

②食べ物を無駄にするのは我慢できない。
I can’t stand wasting food.

これも目的語位置に動詞 -ing 形。stand は「我慢する・耐える」。他動型で使われていることに注意。重荷を支えて立っている、そうしたイメージで使われています。

③君ならもっとちゃんとできると思うよ。
I think you are capable of doing much better.

be capable of は「~できる」。前置詞の後ろにパッケージで使えるのは to 不定詞ではなく動詞 -ing 形。

 

CHECK THE POINT  ~練習問題~ 

私は自分のことを話すのが大好きです。(talk を使って)


I love talking about myself.

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