ラジオ英会話 Lesson 026 to にするか for にするか : 授与を表す形において

ラジオ英会話2019

Lesson 026 to にするか for にするか : 授与を表す形において

レッスンのポイント

to と for の違いに注目しましょう。授与を表す形には「授与型」だけでなく、前置詞を使う場合があります。to にするか for にするのかについてのレッスンです。

Today’s dialog

ナナとデイビットはメキシコ料理店に来ています。

Nana: David, thanks for taking me to this cute little Mexican restaurant.

David: It’s my pleasure, Nana. It’s actually my first time here. How’s your burrito?

Nana: It’s delicious. The chicken inside is so tender and tasty.

David: Mine is OK, but it needs something…

(給仕係に向かってスペイン語で何かを言う)

Nana: Wow, you speak Spanish? And look. The server brought some hot sauce for you.

David: Yes, this is the kind that Mexicans use. It’s very hot.

Nana: Wow, you’re putting on a lot.

David: Yeah, I like my food super spicy!

WORDS & PHRASES

hot sauce (チリソースなどの)辛いソース

英訳練習

本日のテキストを英訳してみましょう。文章をクリックすると英文例が表示されます。

 
 
 
 
 
 
 
 

CHECK YOUR GRAMMAR! ~文法のポイントを確認しましょう~

①前置詞の後ろは動詞 -ing形(動名詞)

 
この文の前置詞 for の後ろには、普通の名詞ではなく動詞 -ing形が来ていることに注意。前置詞の後ろに「~すること」がくる場合、to 不定詞ではなく動詞 -ing形。考えることなくこちらを選んでください。
 

②ありがとうへの返答

 
Thank you. と言われたら You’re welcome. と応じる。最初はそれでかまいませんが、いつもそればかりだと飽きてしまいます。It’s my pleasure,は「私の喜びです=どういたしまして」。素敵な表現です。
ほかの「どういたしまして」の表現も覚えておきましょう。
Don’t mention it. お礼には及びません。
Not at all. まったく 大したことありません。
It was no trouble at all. まったく問題ありません。
That’s OK. 大丈夫ですよ
That’s all right. 大丈夫ですよ。

BUILD UP YOUR VOCABULARY~語彙のハートを身につけましょう~

 
このキーセンテンスは授与を表す形。授与型と異なり「前置詞+受け手」が目を引く文末にあるため、受け手が強調されます。for はここで「あなたのために」と「受益」を表していますが、to に変えるとどんな意味になるのでしょうか?
 
 
to が示すのは「到達点」。この文は「ジョンやメアリーでなく、私に」と到達点を表すことになり、受益の意味は消失します。
for は到達点を示す単語ではありません。for の「向けて」は対象への「注視・フォーカス」を含むため、さまざまなニュアンスがあります。「受益」はそのひとつ。
 
make、buy、chooseなどは for。give は to。
give は到達点を表すだけの動詞。You gave me your cold.(君の風邪がうつったんだよ)など、好ましくないものも「与える」中立的な動詞です。
 
 
 

EXPRESS YOURSELF IN ENGLISH! ~英語で表現しましょう~

 
find は受益が感じられる動詞。for を使いましょう。
 
 
tell は「メッセージを渡す」がイメージ。単なる「受け手」が想定される動詞で、to が用いられます。everyone she met は「彼女が会ったすべての人」。
 
buy は for を選びましょう。
 

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